QBN2019_web立読み
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基.1.睡眠の導入2.発熱による悪寒3.痛風発作による疼痛4.ストレスによる便秘5.絞じんましんQUESTIONBANK for nurse 2019 1回目2回目3回目90132問基-69温罨法の禁忌はどれか.2つ選べ.扼性イレウスによる腹痛温熱刺激を与えることにより,皮膚温が上昇して血管が拡張し,血液量が増大する.また,慢性の疼痛や筋緊張を緩和できる.(RB-基62)(RB-基58, 59)×1 寝床内を保温することにより,安眠の効果が期待できる.×2 電気毛布などを用いることにより,寝床内の温度を上げ,悪寒による不快感を軽減できる.○3 局所の急性炎症がある場合は,温罨禁忌である×4 腰背部温罨法により腸蠕○5 麻痺性イレウスは,腸管運動が減弱しているため温罨法が効果的であるが,絞性イレウスでは症状が悪化する可能性がある.により炎症が悪化する可能性があるため,が促進されるため,便通改善が期待できる.医療情報科学研究所 編:看護技術がみえるvol.1 基礎看護技術.第1版,メディックメディア,2014,p.246より改変■■扼strangulated ileus【正答率】72.7% 【選択率】1:2.0% 2:23.1% 3:84.0% 4:5.0% 5:85.8% 正 解 3,5▼温罨法・冷罨法の禁忌温罨法出血傾向のある場合●血管拡張と血流増加が促され,出血を助長するおそれがある.血栓がある場合●血流増加が促され,血栓が遊離し,肺や心臓等の血管に詰まるおそれがある.急性炎症のある部位●代謝が上がり,腫脹・悪性腫瘍のある部位●代謝が上がり,腫瘍細胞の増殖や転移を早めるおそれがある.疼痛等の炎症症状が増悪し,治癒を遅らせるおそれがある.消化管内腔に狭窄や閉塞がある場合●消化管の蠕動が亢進し,狭窄部の内圧が上昇して,穿孔を起こす可能性がある.■■■■法■■■■動■■循環障害がある場合●血流が抑制され,状態を悪化させるおそれがある.急性炎症消退後●代謝が下がり,エネルギー源となる酸素供給が十分にできず,治癒を遅らせるおそれがある.開放性損傷がある場合●血流抑制や代謝の低下により,創傷治癒を遅らせるおそれがある.冷罨法血栓を形成しやすい場合●血管収縮と血流抑制のため,血栓が形成されるおそれがある.寒冷蕁麻疹やレイノー現象がみられる場合●寒冷刺激により,症状が発現したり状態が悪化したりするおそれがある.罨法の類題演習102P19, 106P23, 105A42, 105P23, 103P22, 101P23, 99P23➡類題演習で様々なパターンの問われ方を確認しておこう!QRコードをCheck!基礎看護学103追P85

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