看みえ4立ち読み
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●この判定の結果は,看護診断〔p.116〕(看護問題〔p.41〕)の診断指標,関連因子(原因・誘因),危険因子の状態がどの●成果指標と一致する,あるいはさらに良い状態.●アセスメント・看護診断時と比べて改善がみられ,成果指標に近づいてはいるが,到達には至っていない状態.アセスメント・看護診断時の状態●アセスメント・看護診断時と比べて変化がみられない,あるいは悪化した状態.■成果の達成度判定●成果の達成度判定とは,成果指標への到達度の判定の結果をもとに,患者さんが成果をどこまで達成できたかを判定す●成果の達成度は,看護診断〔p.116〕(看護問題〔p.41〕)の診断指標,関連因子(原因・誘因),危険因子の状態がどの程●患者さんの変化が,すべての成果●患者さんの成果達成度が,「改善●患者さんの変化が,いずれの成果指標にも「近づいていない」状態.●目標・成果の達成度判定●看護過程の展開評価患者さんの変化は多様なので,「近づいていない」「近づいている」「到達」という言葉だけで表現することはできません.患者さんをよく観察し,状態がどのように変化したかを明確にすることが重要です.特に記録〔p.155〕や報告〔p.157〕では,誰もが同じ状態をイメージできるように具体的な表現を心がけましょう.1つの成果に対して成果指標が1つしか設定されていない場合は,患者さんが成果指標にどの程度近づいたかという判定がそのまま成果の達成度を表します.■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■程度まで改善されたかを表している.この結果から,患者さんの成果達成度を判定できる.ることである.度まで改善したかを表している.この判定結果から,患者さんが目標達成に近づいているかどうかを判断できる.成果指標として設定した状態アセスメント・看護診断時の状態指標に「到達」している状態.成果部分達成成果指標と患者さんの状態の比較近づいていないアセスメント・看護診断時の状態成果指標として設定した状態評価時の状態(変化なし)成果の達成度改善なし成果指標成果近づいていない改善なし成果指標近づいていない成果指標近づいていない近づいている評価時の状態(部分的に改善)部分達成なし」「達成」以外の状態.成果指標到達成果指標近づいている成果指標近づいていない到達成果指標として設定した状態評価時の状態(成果指標と一致)達成成果指標成果到達成果指標達成到達成果指標到達159■成果指標への到達度の判定●成果指標〔p.130〕への到達度の判定とは,評価時の患者さんの状態と成果指標を照らし合わせて比較することである.成果指標として設定した状態に患者さんがどの程度近づいているかという判定は,主に実施中の観察から得られた情報をもとに行う.

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