看みえ4立ち読み
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●観察計画(O-P):observational plan ●ケア計画(C-P):care plan ●教育計画(E-P):educational planE-P●立案しない*.*なぜならC-P●立案しない*.*なぜならO-P●立案しない*.*なぜなら●介入にあたっては,看護診断(看護問題)とした「人間の反応〔p.12〕」の変化を常に観察する必要がある.しかし,これ看護介入による変化●患者さん自身が苦痛を緩和できるように行う,対症的対策の教育計画である.●患者さんに苦痛がある場合に,診断指標を緩和するために立案する対症的ケアの計画である.●関連因子が成果と比較してどのように変化しているかを観察する計画である.●関連因子の観察は,根治的な介入の効果を見極め,問題が解決に向かっているかを判断するために重要である.●診断指標が成果と比較してどのように変化しているかを観察する計画である.●診断指標は問題がどのような状態なのかを反映している.そのため,診断指標の観察は問題の経過を把握するために重要である.「人間の反応」の変化は,関連因子や診断指標の観察を通して把握するからである.強みの活用強み①のO-Pを立案しなくても,「人間の反応」の変化を把握できるんでしょうか?把握できるわ.なぜなら診断指標の変化は「人間の反応」の変化をそのまま反映しているわ.同時に関連因子(原因・誘因)の変化も観察すると,問題の経過がより正確にわかるのよ実際,②と③のO-Pを立案すれば「人間の反応」の変化を観察できるから,①のO-Pを独自に立案する必要はないということねは関連因子や診断指標への観察によってなされるため,プランとしては立案しない.「人間の反応」は,関連因子や診断指標への介入によってのみ変化させることができるからである.●関連因子を取り除いたり,軽減したりする根治的ケアの計画である.「人間の反応」は,関連因子や診断指標への介入によってのみ変化させることができるからである.●患者さん自身が関連因子に対処できるように行う,根治的対策の教育計画である.目標・成果〔p.130〕目標成果成果問題焦点型看護診断の計画内容①「人間の反応」への介入②関連因子(原因・誘因)への根治的な介入③診断指標(症状や徴候)への対症的な介入問題焦点型看護診断への介入問題焦点型看護診断看護診断名・定義診断指標①「人間の反応」への介入関連因子関連因子②根治的な介入③対症的な介入140■問題焦点型看護診断の計画立案●問題焦点型看護診断〔p.118〕(もしくは実在型の看護問題〔p.41〕)では,関連因子(原因・誘因)への根治的な介入を優先して行い,必要ならば診断指標(症状や徴候)への対症的な介入も行う.これらの介入をO-P,C-P,E-Pに分けて立案する.

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