kanmie2_WEB立ち読み_181106

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■血管が確認しづらいときの対処法●いかに血管を怒張させるかが，穿刺成功へのカギとなります．血管を怒張させるには，末梢に向かう血管（動脈）●母指を中にして握ることで，●最低血圧に相当する強さで，やや強めに巻いても手首の脈拍が触れることを確認する．●穿刺部位を心臓より低くして，●40℃程度の蒸しタオルや温湯などで穿刺部位を温めて血管を拡張させる．●手首から前腕に向けて数回やさしく行い，静脈還流を促進させる．■真空採血管のしくみ陰 圧翼状針では逆血の確認が可能ですが，直針の場合は穿刺しただけではわかりません．血液の流入がなければ，血管に入っていないということです．あらかじめホルダー内の針に刺さらないように真空採血管を入れておけば，押し込むだけなので楽です．押し込むときにホルダーが動いて，針が血管を突き破ってしまうことがあるので注意しましょう．刺さらないように！「マッサージ」は，やりすぎると皮膚が赤くなって逆に血管が探しづらくなるため注意が必要です．ブスリクレンチング（手をグーパーする動作）は，溶血が起こりやすく，血清K値や乳酸値が高くなる可能性があるので，できれば行わないようにしましょう．「たたく」も，血管の収縮を促す可能性があるので，推奨されません．の血流を促進させ，中枢に還る血流をうっ滞させる必要があります．血液の流入を確認する．グッ右手は動かさない！❸自動的に血液が流入し，圧力が等しくなると止まる．アームダウン駆血効果を高める．マッサージ血管内陽 圧真空採血管内❶真空採血管内は陰圧，血管内は陽圧となっている．適度な駆血温めるポリ袋に入れるポカポカゴムスリーブ❷真空採血管を押し込むことで，穿刺針がむき出しとなり，採血管に刺さる．拳を握る前腕部の筋肉が収縮して静脈還流が促進される．示指と中指でホルダーのつばを挟み，母指で差し込む128真空採血管を差し込む●ホルダーを固定し，真空採血管をまっすぐに差し込み，