kanmie1_WEB立ち読み_181106
9/20

豆知識清 拭❸必要物品を準備する.❷バイタルサイン〔フィジp.22〕や全身状態を確認する.❶患者さんに全身清拭を行う目的清潔ケア入浴・清拭●オーバーテーブルや床頭台などをベッドから離し,作●ストッパーを確認し,ベッドを看護師の腰の高さに調●物品ののったワゴンを,ケア中に患者さんが死角に入らない位置,かつ動線が短くなるようにベッドサイドに配置する.●患者さんの掛けぶとんをタオルケットにかけ替える.今からお身体をきれいにしますね拭く順番や方向に関しては,厳密な決まりはありません.原則を押さえ,患者さんに応じたケアを行えるようにしましょう.この温度のお湯で絞ったウォッシュクロスは肌に触れるときに適温(約42℃)となるためです.50℃以下の湯で絞ったタオルは,身体に触れるときには40℃以下になることも考えられ,拭いたときに患者さんに冷感を与えてしまう可能性があります.また熱すぎると素手でタオルを絞るのが難しくなってしまいます.清拭すると,末梢血管の循環血液量が多くなることで相対的に内臓血液量(消化活動に必要)が減少し,消化機能が低下するためです.ベースン内の湯が52〜55℃を保つように*適宜差し湯をしましょう.また湯量や汚れ具合,患者さんの心理面(足や殿部を拭いた後など)に配慮して,適宜お湯を交換しましょう.*なぜならタオルを1回ゆすぐごとに湯温が1℃低下するという研究報告があります.食後1時間以内の清拭は避けましょう*.*なぜなら1/2〜2/3■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■と方法,所要時間などを説明し,了承を得る.排泄の意思を確認し,事前にすませてもらう.ないようにし,羞恥心に配慮する.業スペースを確保する.整する.湯を入れる.155手順1準備をする2環境を整備する●室温が24±2℃であることを確認する.●カーテンやスクリーンを使い患者さんを周囲から見え3ベースンに湯を準備する●ベースンの1/2〜2/3が満たされるようにバケツから

元のページ  ../index.html#9

このブックを見る