kanmie1_WEB立ち読み_181106
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●アポクリン汗腺が分布しており,清潔が保てないとにおいが発生しやすい.●手掌は身体の他の部位に比べ表皮の角層が厚く,毛包が存在しない.●皮膚部と粘膜部がある.●尿道口,肛門,腟口からの排泄物・分泌物があり,汚染されやすい.●アポクリン汗腺が分布しており,清潔が保てないとにおいが発生しやすい.手足●エクリン汗腺が多く分布して●最も接触感染を起こすリスクが高い.●足底は身体の他の部位に比べ表皮の角層が厚く,毛包が存在しない.●エクリン汗腺が分布しており,●皮膚と皮膚が接する部位(乳房の下,腋窩,鼠径部など)は汚れが溜まりやすくなります.またこの理由から,拘縮が■清拭方法の選択におけるアセスメント●清拭はいつでも洗浄剤を用い全身に行う必要があるわけではありません.洗浄剤を用いずに行ったり,部分的に行った●清拭方法は,目的や患者さんの体力などに応じて選択され,ときには組み合わせて実施されます.具体例を次に挙げます.●液状清拭剤(沐浴剤など)を入れた湯にひたしたタオルで拭く.清拭剤の拭き取りが不要なため,清拭時間を短縮できる.●清拭剤には保湿効果をもつものも●局所的な汚れを認める場合や,清拭時間を短縮し体力消耗を最小限に抑えたい場合に行われる.●全身清拭を行う際に,一部のみに洗浄剤を用い,その他の部分を湯のみで行う方法もある.●局所的な肌の角質化を認める場合などに,皮膚を浸軟させ角質を落としやすくするために行われる.●循環促進の意味合いも大きく,温罨法〔p.288〕として行われることもある.清潔ケア入浴・清拭■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■あるとその部位も汚れが溜まりやすくなります.りすることもできます.また循環促進を目的として行われる場合もあります.おり,汗をかきやすい.汗をかきやすい.熱布清拭〔p.162〕を行う部分清拭を行う液状清拭剤(沐浴剤など)を用いるある.腋 窩陰部・肛門部153■部位別皮膚の特徴●皮膚は部位ごとに異なった特徴をもちます.基礎知識として学んでおきましょう.

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