RB保健師2023
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定義ある一時点において,観察集団のなかで疾病を有している人の割合静態的(ある一時点)●容易に調査できる.●有病期間が短い疾病には適さない.●疾病の発症状況を直接示さない.概念利点欠点有病率一定期間内に新たに発生した患者数罹患率一定の観察期間において,観察集団のなかで新たに疾病を有した人の率動態的(一定期間)●疾病・異常の発生を直接表す.●期間を通しての観察が必要となる222*疾病に罹患し得るリスクをもった集団103A27 99P35.同一期間内における対象者の観察期間の総和(観察人年)が分母になる率である罹患率=危険曝ばく露ろ人口*一人ひとりの観察期間(健康な状態でいる期間)の総和(人年)□② 罹患率は,分母に人年法による観察人年を用いるため,追跡期間と疾病発症の有無として分母を設定して頻度をみる.例:2人を2年間観察し,別の3人を2年間観察した場合  (2×2)+(3×2)=23人年□③ 平均有病期間が一定の場合,有病率と罹患率の間には次のような関係が成り立つ.有病率≒罹患率×平均有病期間□④ すべての対象者の観察期間が同一の場合,罹患率の代わりに累積罹患率を用いることがある.▼有病率と罹患率(QB保-447)(公みえ13)107P35がわかれば,脱落者や途中参加者がいても計算可能である➡人年法:観察期間をそろえる目的で,便宜上1人1年間の観察を1単位(=1人年).107P35ので,調査が困難罹患率□① 罹患率とは,一定の観察期間において,観察集団のなかで新たに疾病を有した人の.

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