RB保健師立ち読み
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❹ 実施❻ 修正ふれあい広場❶ 情報収集❷ アセスメント❺ モニタリング・評価❸ 計画55たとえば…「育児を相談できる人が身近にいない」という悩みの声.広場で実施するイベントに企画段階から参加してもらえるようにしよう!どうすればできるかな…?(再び情報収集へ)母親同士の出会いの場になった.今後は母親がより主体的に広場での活動にかかわれるようにする必要がある.※地域診断は,❶情報収集〜❻修正までの一連のサイクルを指す場合(広義)と,❶情報収集〜❷アセスメントまでを指す 場合(狭義)がある.(情報分析,問題の明確化,目標設定)子育て中の母親が孤立している.母親同士が交流できる場をつくろう!公民館に「母と子のふれあい広場」を開設,運営.□② 公衆衛生看護活動は,地域診断をもとに,以下のようなサイクルを繰り返すことによって,よりよい活動へと発展させ,地域の健康課題の改善を目指す.□③ 地域診断は,人口規模にかかわらず,保健活動の一環として行う.□④ 地域診断を通じて,保健師は関係機関や住民とともに地域の健康課題を共有する.□⑤ 地域診断の結果,明らかになった地域の特性や健康課題に応じて,具体的な対策や活動の方法を見い出し,実践活動や施策化へと結び付ける.(QB保-82)(公みえ176)1 地域診断地域診断の概念と理論地域診断の考え方と特徴□① 地域診断とは,個人や家族,さまざまな集団を含む地域全体を対象とし,その地域の観察や住民との話し合い,既存資料・実態調査から情報収集を行い,地域住民の健康や生活を把握・アセスメントすることで,健康とQOLの向上を目指す活動である.

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