QB保健師2023
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係をもたらす要因のこと.性別や年齢は,交絡因子となることが多い. ●交絡因子:曝露因子と疾病の双方に関係があるために,両者に見かけ上の因果関☆☆★正 解 24821回目2回目3回目QUESTION BANK保健師 20234475問 解法の要点解法の要点基本事項基本事項 交絡とその制御法 (RB保-272~275)(公みえ14, 23, 25, 49)多量飲酒と肺がんに関する症例対照調査を実施した.多量飲酒の肺がん発生に対するオッズ比は2.0であったが,多量飲酒と喫煙の関連が強いので,喫煙有無別に集計した.喫煙有群,喫煙無群ともオッズ比は1.0となった.多量飲酒と肺がんとの関係に影響を与えている喫煙の作用はどれか.1.危険因子2.交絡因子3.情報バイアス4.選択バイアス疫学研究において疾病と要因の関連性を歪める要因についての問題である.飲酒と肺癌に関連があるかを計算した結果,オッズ比が2.0(=飲酒と肺癌は関連がある)であったが,喫煙の有無別に飲酒と肺癌に関連があるかを集計するとオッズ比が1.0(=飲酒と肺癌は関連がない)であったということがポイントである.×1 危険因子とは,疾病の発生に関連性がある要因をいう.たとえば,虚血性心○2 交絡因子とは,本問のように,調査対象の疾病と要因の双方に関連があって,疾病と要因の関係に影響を与える他の要因をいう.ここでは喫煙が交絡因子である.×3 情報バイアスは,疾病やその発症要因に関連する情報が正しく把握されてい×4 選択バイアスは,対象者を選択する時点やその過程で,集められた対象者に疾患の危険因子として糖尿病がある.ないことによって生じる.(RB保-271)偏りが生じることによって生じる.(RB保-271)92A6692A66

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