QB保健師2023
16/28

▼ 特定保健指導の対象者の選定(階層化)内臓脂肪蓄積のリスクメタボリックシンドロームの判定項目対象者のグループ分け→情報提供(2)腹囲:男性 85cm未満 :女性 90cm未満② 脂質 トリグリセリド(中性脂肪)値*3: 150mg/dL以上 または  HDLコレステロール値:40mg/dL未満質問票④ 喫煙歴の有無⑤ ①〜③の薬剤治療の有無*4(2)の腹囲・BMIに該当し,①〜③が 積極的支援 3つ該当  2つ該当+喫煙歴あり  2つ該当+喫煙歴なし 動機づけ支援 1つ該当  0つ かつBMI:25以上→情報提供196保健指導対象者は,内臓脂肪蓄積の程度とリスク要因の数によって選定する.(1)腹囲:男性 85cm以上:女性 90cm以上 ① 血糖*1 空腹時血糖値:100 mg/dL以上 HbA1c(NGSP値)*2:5.6%以上 または③ 血圧 収縮期血圧:130mmHg以上 拡張期血圧:85mmHg以上 または(1)の腹囲に該当し,①〜③が 2つ以上該当  積極的支援 1つ該当+喫煙歴あり 1つ該当+喫煙歴なし→動機づけ支援 0つ QUESTION BANK保健師 2023基本事項基本事項*1:空腹時以外でHbA1cを測定しない場合,食直後を除き随時血糖検査を行うことができる.*2:平成25年度以降に実施される特定健康診査等におけるHbA1c検査結果報告は,NGSP値で行うことになった.*3:中性脂肪が400mg/dL 以上や食後採血の場合には,LDLコレステロールの代わりにnon-HDLコレステロールの検査を行うことができる.*4:高血圧・糖尿病・脂質異常症の薬剤治療中の者は,医療機関において継続的な保健指導が行われることが適切であるため,医療保険者による特定保健指導の対象としない.※対象者が前期高齢者(65〜74歳)の場合,積極的支援であっても動機づけ支援レベルの指導を行う.※特定保健指導対象者選定における「メタボリックシンドローム判定基準」と「メタボリックシンドローム診断基準」では基準値が異なるので注意する.

元のページ  ../index.html#16

このブックを見る