QB保健師立ち読み
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喫煙15001500b計daac badcbdaacc●▼ 寄与危険度(リスク差)曝露因子曝露因子飲酒ac曝露群での疾患発生のリスク =非曝露群での疾患発生のリスク=大量喫煙者での死亡のリスク=非喫煙者での 死亡のリスク=★★★正 解 200 [①2 ②0 ③0]a+bc+d20020,00024030,000c+daa+ba×(c+d)cc×(a+b)c+da×(c+d)c×(a+b)=   −a+b=   −a+b8010,00020QUESTION BANK保健師 2021ありリスク比(相対危険) :曝露群と非曝露群のリスクの比のこと.「曝露因子があリスク差(寄与危険) :曝露群と非曝露群のリスクの差のこと.「曝露因子があると何倍危険か」を示す.因果関係を追及する際の重要るとどれだけ危険度が増すか」を示す.何らかの介入を行っな指標である.た場合にどれだけの人が疾患を予防できるかが予測できるため,健康政策を進める上で重要な指標である.るとどれだけ危険度が増すか」を示す.何らかの介入を行った場合にどれだけの人が疾患を予防できるかが予測できる疾 病合計ため,健康政策を進める上で重要な指標である.ありなし曝露群と非曝露群の疾病発症リスクの差のこと.「曝露因子があるとどれだけ危険度が増すか」リスク差(寄与危険) :曝露群と非曝露群のリスクの差のこと.「曝露因子があを示す.何らかの介入を行った場合にどれだけの人が疾病を予防できるかが予測できるため,健康政策を進めるうえで重要な指標である.前向きコホート研究では曝露因子の有無から疾患をみるのでこのような表にできる.コホート研究では,「対象者がある曝露を受けているか/受けていないかによって,将来,疾病を発症するか/しないか」という検討を行う.そのため,リスク差を計算する場合,分割表をみる前向きコホート研究では曝露因子の有無から疾患をみるのでこのような表にできる.ときには「曝露因子の有無」から「疾病発症の有無」をみる.a+b定 義計算式相対危険度(リスク比)=               =   =寄与危険度(リスク差)=曝露群での疾病発症のリスク−非曝露群での疾病発症のリスク相対危険度(リスク比)=               =   =《例》寄与危険度(リスク差)=曝露群での疾病発症のリスク−非曝露群での疾病発症のリスクコホート研究において,次のような結果が得られたとすると《例》コホート研究において,次のような結果が得られたとするとc+dc+d1回目2回目3回目2582問515▼ リスク比(相対危険)とリスク差(寄与危険)リスク ▼ リスク比(相対危険)とリスク差(寄与危険)リスク比(相対危険) :曝露群と非曝露群のリスクの比のこと.「曝露因子があリスク :コホート研究において曝露因子によってどれだけ発症ると何倍危険か」を示す.因果関係を追及する際の重要の危険が上昇するかを,非曝露群との比較で示したもの.な指標である.大量喫煙者と非喫煙者の5年間の心疾患による死亡データを表に示す.10万人年対の寄与危険を求めよ.罹患率が示されていることから,コホート研究等の前向き研究であることがわかる.前向きコホート研究では曝露因子の有無から疾患をみるので解答:①②③疾患①0 1 2 3 4 5 6 7 8 9曝②0 1 2 3 4 5 6 7 8 9露因③0 1 2 3 4 5 6 7 8 9子コホート研究における曝露因子が集団に与える負荷の大きさを示す寄与危険度とすると,リスク差(寄与危険度)は曝露群での疾患発生のリスクと非曝露群で(リスク差)の計算法を問う問題である.一度に「10万人年対の寄与危険」を求めの疾患発生のリスクの差であるから,ようとすると混乱してしまう.最初に寄与危険度(リスク差)を求め,その後10万cリスク差(寄与危険度)=   −   となる.人年対の値を計算するのがポイントとなる.(RB保-260) 本問では,喫煙という曝露因子の有無が死亡に関係するかを検証する前向きコ本問では,喫煙という曝露因子の有無が死亡に関係するかを検証する前向きコホーホート研究なので,以下のようになる.ト研究なので,以下のようになる.したがって,寄与危険度(リスク差)=   −   =本問では10万人年対なので   ×100,000=200大量喫煙者非●喫●煙●者ありなしa+bありaなしcc+d死 亡あり大量喫煙者200(20,000−200)20,000非 喫 煙 者240(30,000−240)30,000:コホート研究において曝露因子によってどれだけ発症の危険が上昇するかを,非曝露群との比較で示したもの.ありaa+b疾 病合計c+dありなしa+bなしcありa曝露群での疾病発症のリスク非曝露群での疾病発症のリスクc+dなしc曝露群での疾病発症のリスク非曝露群での疾病発症のリスク            肝硬変ありなし毎日80(10,000−80)10,000合計なし20(20,000−20)20,000肝硬変なし死亡数(人)観察人年20,00030,000200240a+bc+d観察人年なし20020,00024030,000曝露群での疾病発症のリスク =非曝露群での疾病発症のリスク=曝露群での疾病発症のリスク =a+bc+dac非曝露群での疾病発症のリスク=a+bc+d合計毎日飲酒群での疾病発症のリスク=非飲酒群での疾病発症のリスク=   解法の要点解法の要点基本事項基本事項改93A63

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