QBSelect2019
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A消化管疾患■内臓痛を皮膚からの疼痛と間違える●内臓痛を伝達する神経線維からの信号を,同じ脊髄後根を通る皮膚からの信号と間違えて伝達する.●壁側腹膜,腸間膜,横隔膜に消化液や細菌感染による刺激・炎症が生じる.(例)●腸管の急激な収縮や過伸展,圧迫による内圧上昇,臓器被膜の伸展により生じる.■皮膚の痛覚を伝達する神経線維■内臓痛を伝達する神経線維●皮膚の一定の領域に限局した痛み●関連痛のうち,疼痛の原因となる病巣と疼痛を感じる部位が離れているものを放散痛という●触診による疼痛の増強はない■消化液や細菌感染による刺激(消化管穿孔 等)●局在のはっきりした持続的な●壁側腹膜に及ぶ炎症では腹●体動によって増悪することが■腸管の急激な収縮と過伸展●局在のはっきりしない重苦しい●刺し込むような痛み(疝痛)を●悪心・嘔吐,冷汗等を伴うこと●体動によって軽快することがある ▼腹痛の分類分類2.急 ■■部■窩×4 空腹時の腹痛を特徴とする疾患は十二指腸潰瘍である.胆石症では,脂肪性の高い食事することにより,胆石発作や急1.内臓痛は痛みの部位が明確である.3.右季肋部の疝痛発作では急4.胆×1 内臓痛は痛みの部位が不明確である.痛みの部位が明確なのは体性痛で,壁側腹膜などから発生する痛みである.(RB-A21)(RB-A18)○2 急性虫垂炎では,マックバーニー点と呼ばれる,へそと右上前腸骨棘つ,へそから3分の2の点に圧痛がみられる.(RB-A62)(RB-A59)×3 右季左季肋部痛,背部痛などがみられる.(RB-B38, 44)(RB-B39, 45)診断ができなくなるためである.性虫垂炎ではMcBurney〈マックバーニー〉点の圧痛を認める.石症による痛みは空腹時に増強する. 発作を特徴とする疾患は胆石症である.急性膵炎の場合は強い心性膵炎を疑う.Ⅲ-11Am腹痛を引き起こす疾患の特徴的な症状や観察方法など,基本的な知識を整理しておこう.痛,せんつうおうと体性痛鋭い痛み膜刺激症状を伴う多い関連痛脊髄A-6 1回目2回目3回目QUESTION BANK Select 必修 2019医療情報科学研究所 編:フィジカルアセスメントがみえる.第1版,メディックメディア,2015,p.159より改変●腹部の触診では,痛む部位は最後に行う.最初に触診すると腹壁筋の緊張が起こり,正しいacute appendicitischolelithiasis原因疼痛の特徴■■肋■■部の疝■■痛acute pancreatitis内臓痛(例)痛み(鈍痛)生じることもあるお しんが多い■■摂取後に胆嚢の強い収縮が起こり,胆石が胆嚢頸部に嵌性胆嚢炎を起こす.(RB-A42)(RB-A39)■■頓■■■■■を結ぶ線上で,か正 解 2消化管疾患の症候・観察・検査消化管疾患の主要症候 腹痛 (RB-A21)(RB-A18)(なぜ?③142〜146)(病みえ消16〜18) 腹痛  腹痛  腹痛  腹痛  腹痛 腹痛について正しいのはどれか.問題220

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