QBSelect2019
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1.酸素吸入を行っている患者は,酸素マスクを外した状態で除細動を行う.2.施行者は素手でパドルをつかむ.3.ベッドはギャッジアップした状態で通電する.4.除細動器が心電図を自動解析する. 直流除細動器の使用時の注意点や自動体外式除細動器(AED)との違いを確認しておこう.(RB-成17, C56)(RB-成17, C55)○1 酸素には支燃性があり,電流によって発火する可能性があるため,酸素マスクを外す.×2 素手でパドルをつかむと,除細動電流によって感電や熱傷につながる可能性があるため,●パドル(電極)の装着面には電気抵抗を少なくするため,ジェルパッドを用いる.ない場合はゼリー,ペースト,生食ガーゼで代用するが,除細動効率は落ちる.パドルの間の胸部の皮膚には塗らないよう注意する.●使用後,皮膚の熱傷の有無・程度を確認する.※パドルの位置  :第2または第3肋間胸骨右縁と第5肋間左前腋窩線▼直流除細動器(DC)と自動体外式除細動器(AED)の違い▼電気的除細動施行時の注意点直流除細動器について正しいのはどれか.ゴム手袋を使用して感電を防止する.×3 ベッドは水平にした状態で通電する.×4 直流除細動器には心電図の自動解析機能はない.自動解析を行えるのはAEDである.正 解 1 ●心肺蘇生法には医師以外の者でも行える一次救命処置(BLS:basic life support)と,医師および十分な訓練を受けた者が医師の指導のもと,器具や薬物を用いて行う二次救命処置(ALS:advanced life support)がある.●電気的除細動とは,直流除細動器により心房細動(AF)や心室細動(VF)などの頻脈性不整脈を停止させる処置である.また致死性不整脈である無脈性心室頻拍に対しても施行される.実施者使用時の設定心電図を医師が判断し除細動の条件設定を行う治療対象直流除細動器医療者のみ広範な不整脈に対応.心室細動,無脈性心室細動,心房細動,心房粗動,発作性上室性頻拍 等自動体外式除細動器一般市民も使用可能内蔵のコンピューターが自動で心臓の状況を判断して,除細動を行う心室頻拍・心室細動のみ成人看護学総論QUESTION BANK Select 必修 2019 ③巻 p.3281回目2回目3回目患者,施行者,介助者は金属類を外す.施行者,介助者は患者やベッド柵等に直接接触しない(リークによる感電が 起こるため).患者の体位は仰臥位にする.Ⅳ-16Gd成-17問題194 成

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