先輩の勉強法(Tさんの場合)
■行政保健師を志望した理由
すべての年代、幅広い健康レベルの人とかかわることができる行政保健師の仕事に魅力を感じたからです。また、自分を育ててくれた地域に貢献したいという思いが強かったことも理由の1つです。
■自治体を選ぶ視点
文化や人口構成、力を入れている施策など、自治体の特徴から選びました。また、出勤のしやすさや、自治体への愛着の大きさも重視しました。
■公務員試験の概要/情報収集の方法
自治体によって異なりますが、試験内容や時期は毎年あまり変わらないので、気になる自治体のホームページから、過去の試験概要を調べるとよいと思います。
一次試験は、一般的な知識を広く問う「教養試験」と、保健師の知識を問う「専門試験」、二次試験は「個人面接」「集団討論」「小論文」などを行います。
選考は5月頃から始まり、秋頃には終わる自治体が多いと思います。
■教養科目
市販されている過去問題集を中心に進めました。過去問を解いてわかった弱点科目は、対策本を購入し、繰り返し取り組むことをおすすめします。私は勉強を始めた時期が遅かったので、配点が高い科目を重点的に対策し、効率よく高得点を狙えるように勉強しました。
■専門科目
受験する自治体の過去問を入手し、苦手な分野は『RB保健師』で確認したり、『QB保健師』を繰り返し解いて対策しました。また、『RB保健師』を読んで深堀りしたい箇所は、『国民衛生の動向(厚生労働統計協会)』や厚生労働省などのウェブサイトで調べて、近年の動向を把握するように勉強しました。
記述問題を出す自治体もあるので、書きながら暗記すると安心だと思います。
■小論文
受験する自治体の過去問を入手し、書いたものを現役の保健師さんに添削してもらい対策しました。読みやすさを意識しながら書くことや、過去のテーマを見て構成を考える練習をしました。
■面接
志望動機や自己PRなどは、端的に伝えられるように個人で練習したり、予想外の質問があっても落ち着いて答えられるように、先生や友人と模擬面接をして対策しました。