先輩の勉強法(Fさんの場合)

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■勉強スケジュール

 実習や研修の期間中は就職試験のための勉強はできないと思ったので(実際そうでした)、その期間を考慮して、年が明けた1月に過去問から出題傾向をつかみ、大まかな勉強スケジュールを立てました。

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■教養科目

 市販の問題集を購入し、新たに知識を詰め込むというよりは、問題形式に慣れることを意識して解きました。

  • 文章理解の問題は、1日に1題解くようにしました。
  • 数学が好きだったので、数的処理・判断推理などの解いていて楽しい問題を多く解いていました。
  • 知能分野は20題中12題が選択解答なので、事前にどの分野を解いてどの分野を捨てるのか考えておきました。私の場合は人文科学と自然科学を解くことに決めて、高校の化学や生物の復習を行いました。
  • 3月に公務員模試を受験し、時間配分の練習をしました。

  
■専門科目

 特別区の過去問はホームページ(http://www.tokyo23city.or.jp/saiyo/kohyo.htm)に過去4年分が掲載されていますが、「特別区自治情報・交流センター」ですべての過去問が閲覧・複写できるので、専門科目の過去問をそこでコピーしました。

  • 2月までに、入手した全過去問を解きました。年度によって、初見ではなかなか解けない問題があるので、『RB保健師』や『国民衛生の動向(一般財団法人 厚生労働統計協会 発行)』を参考にしながら解いていました。
  • また、自治体の専門試験の過去問を解くことと並行して、『QB保健師』と『RB保健師』をセットにして勉強を進めました。特別区の問題は選択式ではなく記述式なので、『QB保健師』の【解説】だけでなく、【基本事項】や【補足事項】もしっかり読み込みました

  
■小論文

 過去のテーマを年度ごとに整理したところ、母子保健・精神保健・高齢者保健・健康危機管理など各分野で、例年おおむね同じ内容のテーマが出されていることがわかったので、どの分野が出題されても対応できるように練習しました。

  • 小論文の構成としては、
     ○各分野の一般的知識を述べ、
     ○その自治体の状況・課題、保健師として一般的にどのようなことができるか、
     ○最後に、自分がその自治体の保健師としてどのように取り組みたいか、
    という流れで書くようにしました。
  • 自治体の状況・課題については、例えば特別区の場合は、「平均世帯員数が少なく、他県からの流入が多いため、困難を抱えた住民が孤立する恐れがある」という課題が挙げられます。このような自治体の特徴は、どのようなテーマにおいても書けることなので、定型文として用意しておくと便利だと思います。
  • 書いた小論文は知り合いの保健師さんに読んでもらい、アドバイスをいただいて修正を繰り返しました。

  
■面接

 一次試験が終わってから対策を始めたので、あまり余裕がありませんでした。一次試験の前から、保健師を目指した理由や、受験する自治体を選んだ理由自分の長所などの基本的なところは整理しておくとよいと思います。

  • 対策としては、まずは面接カード*を作成し、知り合いの保健師さんに何度もチェックをしてもらいました。面接カードができたら、その内容から想定される質問をあげ、それに対する解答を用意しました。
  • 特別区は3分間スピーチがあるので、試験日の2週間前から練習をしました。また、大学の友人と交代で面接の練習をしました。
  • 小論文の対策としても必要ですが、受験する自治体の特徴と、行われている事業について、ホームページなどを活用して把握しておくことも重要だと思います。

*面接カード:一次試験(筆記試験)に合格すると、面接などで人物・意欲・適正をみる二次試験に進みます。面接カードは、自己PRや志望動機などを記入するシートで、二次試験の重要な参考資料となります。面接カードに記載した内容をもと質問されるため、面接カードを作成する段階でしっかりと内容を練っておきましょう。

  
■集団討論

 大学の授業でディスカッションを行う機会が多かったため、特別な対策は行いませんでした。公務員試験の対策本に、集団討論において気をつける一般的な事項が載っているので、それを流し読みをしました。