今回は社会人経験を経て看護師を目指すインスタグラマーうっちゃんさん(@uc.nss)にお話を伺いました!
社会人経験のある看護学生ならではのお話や『レビューブック』、『クエスチョン・バンク』を用いた勉強方法について、ぜひ参考にしてくださいね。
本記事の最後にはうっちゃんさんにインタビューした動画を掲載しています。

うっちゃんさん(@uc.nss)とは?uttyanaikon
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第110回看護師国試を受験予定看護学生。保育士として働く中で看護師になることを決意したという。
フォロワー10,000人超えのInstagramでは、付箋やコピーを上手に活用し、カラフルな『レビューブック』まとめを投稿している。

 

 

無力さを感じ看護の道へ

———うっちゃんさんは現在の学校に入学される前、別の職業に就いていらっしゃったんですよね?
 
そうです、看護学校に入学する前は3年間保育士をしていました。実はもともと看護師に興味はあったのですが、高校生の時は学力の問題で一度諦めていて。
 
社会に出て保育士として働く中で、子どもがけがをしたとき自分の知識だけでは対応しきれず、無力さを感じることがありました。それで「挑戦してみようかな……!」という気持ちになり、受験をして今に至ります。
 
 
———進路を変えるという大きな決断をされて、実際に看護学校に入ってからはどうでしたか?
 
正直、「周りは高校を卒業したばかりの子たちで、自分はやっていけるのかな……」という不安はありましたね。しかし入学してみると、年齢は関係なく、みんなベースは0からのスタートで、自分の努力次第で成績は変わっていくのかなと感じています。
 
 
———社会人入学のメリットやデメリットを感じることはありますか?
 
社会人入学のメリットは、コミュニケーション力など、社会人として必要とされる力が身に付いているところだと思います。実習でもコミュニケーションが一番大切ですし、授業のグループ活動でも、社会人経験で身に着けた協調性や主体性などを活かせると感じています。
 
デメリットは少し勉強から離れていたため「頑張って追いつかないと……」という焦りがあることですね。また、お仕事をされている方やお子さんがいらっしゃる方は、勉強時間を確保するのが大変だと思います。

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▲うっちゃんさんのInstagramには、同じく社会人経験のある方からも質問が届いている。

 
 
———将来について教えてください!
 
(保育士をやっていたため)小児科看護師をやってみたいと考えていました。しかし高齢の方も多い時代で、「これから看護師として色んな方を支えていきたい」という気持ちもあり、今は高齢の方々と関わっていくことをベースに考えています。
 
 
———InstagramのQ&Aで、多くのフォロワーさんの質問に答えていますよね! このようにご自身で意見を発信するのは大変では……?
 
Q&Aでは想像よりたくさんの質問をいただいて少し驚きましたね。その反面、「悩んでいる人が他にもいる……!」「私だけじゃなかったんだな」と安心できた部分もありました。情報を独り占めするのもなあ……と思ったし、同じ悩みを抱える看護学生がいるということを、一人でも多くの人に知ってもらい、安心につながれば、という思いで共有しています!

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▲Instagramの質問箱でアドバイスを送るうっちゃんさん

 
 
———コロナ禍で皆さん不安を感じている中で、交流の機会があるのはすごく大きいことですね……!
 
今は友達と直接会って、問題を出し合ったり教え合ったりすることも厳しい状態ですものね……。
 
でもこういう状況だからこそ、Instagramで情報を共有したり、ライブ配信で一緒に勉強するという取り組みをされている方もいたりするので、それらを活用するのも良いのかなと思います。
 
 

『レビューブック』活用法

 

『レビューブック』は「お守り」みたいな存在です

———では勉強に関連して、『レビューブック』を選んだ背景や使用するシチュエーションについて伺えますか?
 
国試の対策本として周りのみんなが買っていて。それで私も購入しました。
 
これ1冊を持っていれば知りたいことが何でも分かるし、色んな知識を書き込んだり写真を貼ったりもできる……。今の私にとっては「お守り」みたいな存在です!

『レビューブック』の使い方の参考にしたのは、付録の『きほんのき』です。

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▲『レビューブック』の付録、『きほんのき』。
看護師国試の概要や勉強スケジュール、マイ・レビューブックなど、さまざまな情報が載っている。

 
 
『レビューブック』の用途としては、

  • 授業で分からない単語があったとき
  • 見覚えある知識に出合ったとき
  • 疾患や解剖整理の内容を振り返るとき

というように本当にさまざまな場面が挙げられます!
 
理解すべきものがたくさんある中で、『レビューブック』を使えば自分が知りたいことをすぐに確認できるのが便利です。
 

▲うっちゃんさんの『レビューブック』。持ち手のあるカバーをつけて持ち運びやすく!

 
 

マイ・レビューブック作成のポイント

———書き込んだり付箋を貼ったりしてカスタマイズできる『レビューブック』ですが、うっちゃんさん流のこだわりがあれば教えてください!
 
やはりイラストを描くと覚えやすいのですが、すべてを描くのでは時間がかかり、またそれをすべて頭に入れるのも難しいと思っています。
 
そのため、使えるイラストや図があればコピーして付箋に貼り付け、そこに直接書き込んでいます。問題の解説部分に載っているイラストやCTやMRIなどの視覚教材もコピーして貼り付け、効率よくまとめを作ることを心がけています。

 
また今はインターネットで検索すれば分かりやすいイラストや図が出てきますし、『病気がみえる』や『なぜ?どうして?』には簡単なイラストが載っています。それらも活用していますね。イラストを描くのが苦手な方なら、このまとめ方で十分だと思います! ほかの方が描いたものを参考にするのもおすすめですよ。

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▲イラストのコピーを活用したまとめの例

 
 
———『レビューブック』のまとめをインスタに投稿されていますが、まとめはいつ頃から始められたのですか?
 
国試の勉強自体は1年生のときから始めました。先輩方のInstagramの投稿を参考に付箋ノートを作り、授業で分からなかったことや「国試に出る」と言われた部分は、『レビューブック』に貼れるように付箋にまとめて残していました!
 
3年生になって『レビューブック』を購入し、それまでに作成した付箋を用いてまとめ始めましたね。
 
ただ、1、2年生のときに作ったものには内容が浅いものもあるため、その場合は(内容を)書き足して貼っていました。3年生は勉強する時間を確保しにくいため、1年生のときからコツコツ作っておいてよかったなと思っています。

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▲付箋ノート

 
 
———看護学生の皆さんが付箋でまとめをつくる理由とは、ズバリ何でしょうか?
 
看護学生は覚えないといけないことが多いです。それに、女の子って、可愛いシールやマスキングテープ、見た目がカラフルなものが好きなんだと思います。
 
少しでも気持ちを奮い立たせるではないですけど……、そんな理由でまとめている人も多いんじゃないかな。

▲可愛いシールでモチベーションアップ!

 
 
続いて国試対策について伺いました。

国試対策について

 

『クエスチョン・バンク』の進め方

———実習の期間や国試対策との両立方法について教えてください!(取材時9月時点)
 
実習はまだ終わっておらず、12月まで続く予定です。おそらく、3年制の専門学生は、大体12月まで実習のある方が多いのではないかなと思います。
 
実習中で疲れていても、国試対策として「毎日必修問題を20問解く」と決めて取り組んでいます。現在(9月)『クエスチョン・バンク』は1周、『クエスチョン・バンク必修』は2周目が終わるかなという段階です。
 
時間がかかっても、1周目はなぜ間違えたのかを丁寧に振り返って解くようにしています。というのも、臨床に出てからも使える知識として定着させるためには、ただ暗記するのではなく、解剖と疾患を結び付けて理解し、症状がみられる患者さんに対してどのような看護ができるかという点まで深く理解することが大切だと思うためです。

 
 
———1周目は時間がかかっても丁寧に解くということでしたが、2周目も同じように解いていますか?
 
まず1周目を解く際に自分の中でルールを決め、解いた問題には〇△✕のいずれかをマーク付けするようにしています。
 
マークは以下のように記入しています。

:なぜこの選択肢が合っているのか・誤答肢がなぜ間違っているかも分かる問題
:正解の選択肢は分かるが、誤答肢がなぜ間違っているかが分からない問題
:正解の選択肢も誤答肢も全く分からない問題

 
そのうえで、2周目は〇の問題は解かず、△と✕の問題に集中的に取り組むようにしています。『クエスチョン・バンク』には解いた回数を記すチェックボックスが載っているので、その部分に書き込んでいます。

▲自分なりのルールを決め、効率よく学習している。

 
 

国試対策で工夫していること

———その他、工夫していることがあれば教えてください。
 
『クエスチョン・バンク』付録の「基準値早見表」は状況設定問題を解くとき、問題文中の検査値が正常か異常かを確認するために使っています。基準値はなかなかすべて覚えきれないので、この表は助かりますね……!
 
(Instagramでは)「検査値がなかなか覚えられず困っている」というコメントもたくさんいただきますね。問題では大体同じ検査値が問われるので、何度も「基準値早見表」を見返したり、トイレなど自分がよくいるところに貼っておいたりすると自然と覚えられるのではないかなと思います!

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▲うっちゃんさん「基準値早見表は、問題を解くときに解説を隠したり、下敷きとして使ったりすることもあります。笑」

 
 
———復習時のまとめはすべて『レビューブック』に集約されているということでしょうか?
 
私は間違える問題数が多いので、確実に覚えられたものだけ『レビューブック』に貼るようにしています。間違えたものは付箋にまとめ、別のノート(通称:間違いノート)に貼り、そのノートに貼ってあるものもうち、解けるようになったものは『レビューブック』に貼りかえています。
 
まとめに関しては、効率化のためにも自分が間違えたものや暗記しきれていないものを中心に書き出すようにしています。ただ、作っただけでは忘れてしまうので、問題を解くのを一旦やめたくなったときなどに、間違いノートを定期的に見返すようにしています。

 
 
———日々の勉強で、集中するために意識していることや、リフレッシュ方法などはありますか?
 
集中したいときは、友達に「○時から○時まで△△の勉強をするね!」という内容のLINEを送ります! 終了予定時刻には進捗状況を報告し、友達と励まし合って取り組んでいます。
やることがたくさんあるときには、TO DO リストを作り、リストの項目を一つずつ消していくことをモチベーションに取り組んでいます。
 
 

看護学生の”What’s in My Bag?”

———ところで、看護学生さんのカバンの中身はどんなものが入っているのでしょうか?
 
国試の勉強用のカバンには無印良品のものを使っています! この中に『レビューブック』と間違いノート(2冊)、検査値や検査の方法がまとめてあるノート、授業資料の中で国試勉強用に使えそうなものをまとめたファイル、ペン、シール、付箋入れ、色鉛筆、ルーズリーフなどを入れて持ち歩いています!
結構多いですが、みんなこんな感じですね……!

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▲愛用の無印良品のカバンには教科書やノート、文房具が詰まっている。

 
 
———愛用文房具やおすすめの使用方法はありますか?
 
紙用マッキーです。2年前くらいに発売されたようなんですが、これは本当におすすめです! にじまず、『レビューブック』に直接書いてもまったく色移りしません。いろんな色があって100均に売っています。

またマスキングテープもよく使うのですが、そのままだとかさばりますよね。そのため、使い切った付箋の台紙にテープを巻き付けて、コンパクトに持ち歩けるように工夫しています。
 
文房具はもともと保育士をしていたときにいろいろ試しながら使っていたこともあり、いろんな種類を持っています。

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▲そのままだとかさばるマスキングテープも一工夫で持ち運びやすく!

 
 
———国試受験生のうっちゃんさんから、同じ第110回看護師国家試験を受験される方に向けてのメッセージをいただきたいです!
 
今回の看護師国試はコロナの影響もあり、今までとは違って、友達となかなか一緒に勉強できなかったり、場所も制限されたり、悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。ただ、絶対に一人ではないですし、「コツコツやっていけばきっと合格できる!」と私自身思っています! 私も皆さんと一緒に頑張って、第110回看護師国家試験を受験し、一緒に合格出来たらいいなと思っています! 頑張りましょう!

▲うっちゃんさんにインタビューした際の様子をYouTubeで公開中です。