「バイタルサイン測定の流れ」の動画
目的
・生命の危機的状態の把握
・状態変化の把握
手順
- 患者さんに、バイタルサイン測定を行う目的を説明し、同意を得る。
- 必要時、ベッドの高さを調整する。
- 感温部が腋窩中央部に当たるように体温計を挿入する。
- 測定側の腋をしっかり閉じていてもらう(反対の腕で押さえてもらうなど)。
- 示指・中指・環指3本の指の腹を、橈骨動脈に軽く当てて脈拍を触知する。
- 脈拍数を1分間測定する。
- 身体に呼吸異常を示唆する徴候がないか確認する。
- 胸郭や腹壁の動きを見て、呼吸数を1分間確認する。
- 袖を上腕が圧迫されないようにマンシェットが巻ける位置までまくり上げる。
- ゴム嚢内の空気が抜けていることを確認し、ゴム嚢の中央が上腕動脈の真上、下端が肘窩中心より2cm~3cm上になるように巻く。
- マンシェットと腕の隙間に指が2本入るくらいの強さにする。
- 送気球のバルブを締め、橈骨動脈を触知しながら、脈が触れなくなるまで加圧する。
- 脈が触れなくなったら、そこから30mmHg以上加圧し、その後上腕動脈に聴診器を当てる。
- 1拍または1秒ごとに1目盛り(2mmHg)程度の速さで排気していく。
- コロトコフ音が聴こえなくなった後、そのまま10~20㎜Hg減圧し、コロトコフ音が再開しないことを確認してから排気バルブを全開放する。
- マンシェットを外す。
- 必要に応じて測定値を伝える。
- 終了したことを告げ、寝衣と寝具を整える。
(1)準備をする
(2)体温
(3)脈拍
観察ポイント
●数(成人の基準値:60~90回/分)※50~100回/分を基準とすることもある
●リズム ●強さ
●リズム ●強さ
(4)呼吸 ※脈拍測定しているふりをしながら
観察ポイント
●数(成人の基準値:12~20回/分)
●深さ ●リズム ●パターン
●深さ ●リズム ●パターン
(5)血圧
・収縮期血圧:コロトコフ音が聴こえた時の値
・拡張期血圧:コロトコフ音が聴こえなくなった時の値
・拡張期血圧:コロトコフ音が聴こえなくなった時の値
(6)終わりに
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看護がみえるvol.3 フィジカルアセスメント
第1版 B5判 384頁
定価(本体3,300円+税)
ISBN 978-4-89632-781-6
発行日 2019-12-17
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