A.“「人間の反応」の分析”でリスク型問題を把握していれば、それをもとに判断することができます。
“「人間の反応」の判断(枠組み項目ごと)”において、枠組み項目の状態が悪化していくリスクがあると判断する場合、ゴードンの11の機能的健康パターンならば「潜在性の機能障害的パターン」という判断が用意されています。
一方、ヘンダーソンやオレム,ロイの看護理論をアセスメントの枠組みとして使う場合、リスクの判断は明確に示されていません。
把握したリスク型問題をもとに判断する
しかし、どの枠組みを使っていても、アセスメントの視点ごとに「人間の反応」のなりゆきを分析してリスク型問題を把握することは可能です。“「人間の反応」の判断”では、分析した「人間の反応」を枠組み項目ごとにクラスタリングして判断するので、リスク型問題がどこにあるのかは明確になっています。リスク型問題が含まれる枠組み項目については、ゴードンの「潜在性の機能障害的パターン」に相当する判断をすることになります。
関連するQ&A
●ゴードンの11の機能的健康パターン以外のアセスメントの枠組みを使用しても、思考のプロセスは同じでしょうか?
『看護がみえるvol.4』参照ページ
●“「人間の反応」の判断(枠組み項目ごと)”とは何か?→p.103
●ゴードンの「潜在性の機能障害的パターン」とは何か?→p.57
●アセスメントの枠組み、枠組み項目とは何か?→p.48
●「人間の反応」のなりゆきを分析する手順→p.99
●看護過程の展開における「クラスタリング」とは何か?→p.50