A.アセスメントは、「人間の反応」を理解するための思考と行動の過程です。
アセスメントは、患者さんがどのような「人間の反応」を示しているか理解するための思考と行動の過程であり、看護過程の最初のステップです。患者さんは、一人ひとり異なる状況にあり、さまざまな「人間の反応」を示しています。アセスメントでは、まずデータ収集を行い、収集したデータをもとにこのような個別性が反映された「人間の反応」を理解し、患者さんの看護問題を含む健康上の問題を明らかにします。
図1(『看護がみえるvol.4 看護過程の展開(以下、看みえ④)』p.40より)
看みえ④では、このアセスメントの思考と行動の過程を、次のような段階に分けて詳しく解説しています。
1.データ収集→p.70
2.「人間の反応」の理解→p.84
①データから情報への変換→p.88
②「人間の反応」の解釈→p.92
③「人間の反応」の分析→p.95
④「人間の反応」の判断→p.103
⑤「人間の反応」の関連性の把握→p.104
⑥看護問題を含む健康上の問題の把握→p.112
関連するQ&A
●健康上の問題と看護問題の違いは何ですか?
●看護過程において、「人間の反応」を理解する必要があるのはなぜですか?
●クリティカルシンキングとアセスメントの違いは何ですか?
『看護がみえるvol.4』参照ページ
●アセスメントの大まかな流れを知りたい→p.40
●「人間の反応」とは何か?→p.12
●「人間の反応」の個別性の例→p.14