【応援インタビュー】YouTuber関根理紗さん（前編）

国試対策はひたすら『QB』の赤字を覚えていました

――授業や実習が辛かったということでしたが、国試勉強はいかがでしたか？

関根さん：国試勉強は辛くなかったです。私、暗記は好きなんですよ。図書館でひたすら過去問集を解いていました。『クエスチョン・バンクSelect必修』（以下『QB必修』）は2周、『クエスチョン・バンク』（以下『QB』）は3周か4周やりました。何ページに何が載っているって答えられるくらい読み込んで、知識を定着させていました。

――国試勉強はいつぐらいから始めましたか？

関根さん：年明けですね。

――年明けですか？！

関根さん：ちゃんと勉強を始めたのは1月10日ぐらいからですね。年内までは実習があるじゃないですか。「実習疲れた～、終わった！」ってなって、次は「クリスマスだ、やったー！」ってなって、その次に「年末だ、ゴロン・・・」ってなって・・・。なかなか国試モードにならなくて。

――超短期つめこみ型ですね！具体的にはどのように勉強していたんでしょうか？

関根さん：ひたすら『QB』の赤字を赤シートで隠して覚えていましたね。一人でぶつぶつ言いながら、1日8時間くらいやりました。間違えたら1ページ目からやりなおす。これが自分のルールでした。時間はかかるけど、確実に覚えられる。短期間で自分を追い込んで極めるほうが向いているんです。時間があるとだらけてしまうし、脳もちゃんとやろうとしないので、私は「短い期間でもこの期間はやる！」って決めて取り組んでいました。

――どうやってモチベーションを保っていましたか？

関根さん：そもそも、短期集中型だったので、モチベーションを保てない状況にはならなかったのですが、そんなに気負ってなかったということもあるかもしれません。だって、9割受かる試験ですから。なので、「まあまあ受かるでしょう。落ちたらそのとき考えましょう」と思っていました。落ちたからといってべつに死ぬわけじゃないし。心の余裕がない状況を作らなかったです。

――かなりポジティブですね！国試当日はどうでしたか？

関根さん：当日は参考書を見ないって決めていたので、卒業旅行のガイドブックを持っていきました。気分を高めよう！と思って（笑）。会場の中で、一人だけ読んでるもの違いましたけどね。

――国試中に旅行のガイドブック、すごいです！（笑）ちなみに、手応えは・・・？

関根さん：手応えがなくて、本当に「やべ～～～」って思いました。落ちたと思ったんですよ。それで、「よーし、私丸の内のOLになろう」と、気持ちを切り替えました。来年受ける気はまったくありませんでした。でも、家に帰って答え合わせをしたら、意外と合っていて。合格発表の日に厚労省まで見にいって、無事に番号があって、「イエ～イ」みたいな感じでした。