今回の特集「運動・言語・心理社会的発達」
今回ご紹介するのは、同率第4位の運動・言語・心理社会的発達です。
『レビューブック2019』では小児看護学の10ページに記載しています!
□① 新生児の運動機能の発達は,環境よりも遺伝の影響を受ける.
□② 個人差はあるが,粗大な運動機能が先行して発達し,その後徐々に微細で分化した運動機能が発達する.
□③ 知的機能の発達は,認知,言語,情緒,社会性,思考,生活習慣の面から判断することができる.
□④ アタッチメント(愛着)とは,特定の人との情緒的な結び付きのことを指す.ボウルビィ,J.(Bowlby,J.)は,母親から注がれた愛情が,後の小児の人格形成に大きく影響するとした.これをアタッチメント理論という.
□⑤ 生後6 か月でなじみのある人と見知らぬ人との区別がつくようになり,情緒の分化で恐れが現れることで,人見知りや分離不安が生じる.
●必修問題での出題も多く(16問中7問),重要な分野である.1~2歳児の言語発達についてよく出題されている(16問中4問).思春期の発達課題についての問題も多い(16問中3問).
他の国試分析については、『クエスチョン・バンク2019』を確認しましょう!
第1問(第103回午後6)
正常に発達している小児が2歳0か月ころ,新たに獲得する言語で正しいのはどれか.
1.「おちゃ,ちょうだい」
2.「おかしがないの」
3.「これ,なあに」
4.「まんま」
詳しい解説や基本事項などの知識は『クエスチョン・バンク2019』(QB-小15)でチェックしましょう!!
第2問(第104回午前80)
健常な幼児の基本的生活習慣の獲得で正しいのはどれか.
1.1 歳6 か月でうがいができるようになる.
2.2 歳6 か月で靴を履けるようになる.
3.3 歳でコップを使って飲めるようになる.
4.4 歳で手を洗って拭くようになる.
5.5 歳で昼寝は1 日1 回になる.
詳しい解説や基本事項などの知識は『クエスチョン・バンク2019』(QB-小15)でチェックしましょう!!
次回予告!!
次回は同率第4位の「認知症総論」をご紹介します。
乞うご期待ください!