
メディックメディア模試の受験校で、総合成績1位の学校にインタビューするコーナー。成績優秀校の国試対策に迫ります。
※2017年6月1日~2017年12月31日における受験校で選定


愛知県豊田市にある一学年定員120人の看護系大学。赤十字の基本原則である人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性を行動指針とし、国内外の保健・医療・福祉・救護の場面で活躍できる看護専門職を養成している。
「ポジティブに学習できる環境をつくる」
国試対策で最も大切なのは、学生の学習意欲を向上させて国試当日まで維持することだと考えています。そのために、本学では「学習方法を限定しないこと」と「データの見方を教えること」の2つを心がけています。
学習方法を限定しない
例えば、「どの会社の参考書を買えばいい?」と学生から質問があったとき、本学では「勉強した分だけ合格に近づくのだから、自分が『これなら勉強できる』と思えるものであれば何でもOK」と答えています。
また、大学内の空いているゼミ室を自己学習用に開放して、学内で学習できる環境を作っています。その際、教員が定期的に学内を回って、学生の様子を観察しています。こうすることで、教員に気軽に質問・相談できますし、疲れたら教員と雑談してリフレッシュすることも可能です。「何かあったら話を聞いてくれる」という環境が、学生の学習姿勢をポジティブにしているのではないでしょうか。
データの見方を教える
模試の受験前後には、「全国成績で下から10%に入っていなければ合格できる。上位90%に入ることを目指そう」と伝えています。また、得点を見る際には、全国平均や偏差値を踏まえて自分の立ち位置を判断するよう指導しています。
例えば、ある模試の必修問題の平均点が32点で、学生の得点が38点だったとします。「必修は絶対基準で8割」と盲目的に考えると「不合格」となってしまいますが、平均点よりも高い得点をとっているので、「この模試の難易度が高すぎただけで、上位90%に入っているから大丈夫」とフィードバックすることもできます。このように、得点という部分的な結果だけを見て一喜一憂するのではなく、本質を捉えてデータを解釈するようにとアドバイスしています。
日本赤十字豊田看護大学の国試対策
学年 | 国試対策の内容 |
---|---|
2年次 | ●後期:国試に準拠した学内テストを実施し、国試を意識づける |
3年次 | ●1月:国試対策のガイダンス(国試の合格条件、勉強の進め方など) ●2月:必修模試を受験。1、2年次で学習した内容の補講 |
4年次 | ●4月:問題集、参考書の使い方を指導 →どれを使うかは各学生に委ねる ●6月〜:定期的に模試を受験。下位10%の学生に対して個別指導 →下位5%の学生に対しては、週2コマの補講を実施 ●8月〜1月:領域ごとに補講を実施 →「補講の補講」も並行して実施 |
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看護師国家試験と同じ難易度で「合格までの距離がみえる」全国模試。