今回の特集「褥瘡」

*国試によくでるレビューブックコードTOP10*シリーズ

今回ご紹介するのは、TOP7の褥瘡です。

褥瘡は、そもそも発生を予防できるという観点で、全身状態の観察や体位変換を行う看護師の役割が大きいため、国家試験でも頻出です。
褥瘡の好発部位、評価方法、発生時の対応を中心に、重要な事項をおさえておきましょう。

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□① 褥瘡とは、皮膚や皮下組織などが長時間圧迫されることにより局所的に血流障害が生じ、阻血性の壊死が生じて発生する難治性の皮膚潰瘍である。

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□② 褥瘡の好発部位は、以下のとおりである。

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□③ ブレーデンスケールとは、看護師が日常の業務のなかで観察できる6項目(知覚の認知湿潤活動性可動性栄養状態摩擦とずれ)で褥瘡発生の危険度を評価する方法である。

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□④ 体位変換を行い、体圧分散寝具(エアマットレス、ウレタンフォームマッ トレス、ウォーターマットレスなど)、局所的褥瘡予防用具を患者の状態に応じて併用する。坐位での褥瘡予防にはプッシュアップ動作(腕立て伏 せの要領で、腕をつかって殿部を浮かせる動作)が有効である。

□⑤ 壊死や感染徴候がない場合、消毒は不要である。微温湯蒸留水水道水を用いる)または生理食塩水での洗浄後にドレッシング材を貼付し、湿潤環境保持に努める。水疱は天然のドレッシング材となるため、故意に破かない。

□⑥ 米国褥瘡諮問委員会NPUAP)の褥瘡分類では、皮膚障害の深度重症度によって6つのステージに分類される。

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レビューブックの付録『コレダケ』で得点力をアップしましょう。

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●かなりの高配点分野である。主に、創面の洗浄(11問中4問)、深達度による褥瘡のステージ分類(11問中3問)、体圧分散マットを用いた予防(11問中2問)について出題されている。

他の国試分析については、『クエスチョン・バンク2017』をチェックしましょう。

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第1問(第98回午前40問目)

仙骨部の褥瘡の写真を別に示す。
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深達度(米国褥瘡諮問委員会NPUAPの分類)はどれか。
1.I度
2.II度
3.III度
4.IV度

 
詳しい解説や基本事項などの知識はクエスチョン・バンク2017でチェックしましょう。

第2問(状況設定問題、第102回午後109~111問目)

Aさん(85歳、男性)は、5年前に発症した右脳梗塞の後遺症のため、左半身麻痺がある。現在、療養病床に入院中である。右膝関節の軽度拘縮のため、ベッド上で過ごすことが多く、自力で体位変換をすることができない。全身の発汗が多く、便失禁と尿失禁とがあり、1日5回以上のオムツ交換を行っている。仙骨部に褥瘡を認め、創底の直径は5cm、創面は黄色、皮下脂肪組織までの欠損がある。毎日1回の褥瘡処置を行っている。現在のAさんは身長162cm、体重48kgである。

〔109〕Aさんの褥瘡の深達度はどれか。
1.ステージI
2.ステージⅡ
3.ステージⅢ
4.ステージⅣ

〔110〕2週後、Aさんの褥瘡は創面に肉芽組織と軟らかい壊死組織があり、周囲に新しい直径5mmの水疱ができていた。このときのケア方法として適切なのはどれか。
1.水疱はつぶす。
2.壊死組織は取り除かない。
3.微温湯で創面を洗浄する。
4.洗浄後は創面を乾燥させる。

〔111〕肛門周囲の皮膚は湿潤しており暗赤色であった。看護師の対応で適切なのはどれか.
1.殿部をアルカリ性石鹸で洗浄する。
2.肛門周囲の皮膚に保護オイルを塗布する。
3.肛門周囲の皮膚をマッサージする。
4.ベッドにウレタンマットレスを敷く。

 

詳しい解説や基本事項などの知識はクエスチョン・バンク2017でチェックしましょう。

次回予告!!

次回はTOP6の「心不全」をご紹介します。

乞うご期待ください!




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